出産後の脱毛は、ストレスが原因
出産後に抜け毛が多くなったことを心配している、というご相談をよく受けます。シャンプー時などにあまりに大量な抜け毛があれば、やはり相当ショックを受けることでしょう。出産後はたしかに脱毛が大量にある場合がありますが、これは自然なこと。ほとんどがまったく心配はありません。
妊娠中の母体は黄体ホルモンの分泌が活発になり、その働きで髪の毛周期のリズムが一時的に変化しています。そのため、普通ならば休止期に入った抜けるべき髪の毛が、そのまま成長を続けるのです。そして出産後、ホルモンが通常の状態に戻ったときに、妊娠中に抜けなかった髪の毛がここで一斉に抜けるというわけです。一度に大量に脱毛したと思われるのはそうした理由によるものですから、タンパク質やカルシウムなど、出産時に消耗した栄養をト分に補給することによって、髪はやがて正常な状態に戻るでしょう。
こうしたこととは別に心配なのは、出産後の女性の生活です。10か月間も自分の体のな かで赤ちゃんに必要な栄養を摂らせてきたお母さんの体は、相当に体力を消耗しています。核家族化か進んだ現在では、完全なもとの体に回復する前から、育児や家事、さらには職場復帰など、いつまでも体を休めていられる状況ではないのが現実ではないでしょうか。
出産後のお母さんの体は、慣れない育児、授乳による睡眠不足など、肉体的な疲労に加えて精神的にも大変なストレスを抱えることになるのです。そうしたことが、新たな脱毛の原因となりかねません。こうして起きる脱毛は、先に述べた心配のない脱毛とはまったく異なります。出産後の女性には周囲の人も十分に協力し、気を配ってあげたいものです。
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